トリクルダウン理論とは、、サプライサイド経済学の代表的な理論。基本的な発想は、富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が浸透(トリクルダウン)するというもの。マンデヴィルの『蜂の寓話:私悪すなわち公益』 (1714)に原点を求めることができると言われている。現在では、マクロレベルでのパイの拡大が、貧困層の経済状況を改善につながることを裏付ける有力な研究は存在しないため、「トリクルダウン仮説」とも呼ばれる。
今日は雨一時曇り。 今朝、雨が止んだつかの間の曇り空にて「ANA機」が飛んでいるのを目撃した。 その様子は次の写真(3枚)のとおりである。 ところで、2月15日のネットニュース記事によると、とうとう日本のGDP(名目国内総生産)がドイツに抜かれて、4位に転落したとのこと。2010年(年越し派遣村後に誕生の旧民主党政権下)に中国に2位の地位を譲り渡してから13年目に、である(1968年~2009年は日本2位)。 そしてIMFは、さらに2026年にはインドにも抜かれると予想している(日本の名目GDP、ドイツに抜かれ4位 23年4兆2106億ドル - 日本経済新聞)。 マス・メディアに感想を求められ…
野口悠紀雄氏の投稿がよくX(旧Twitter)に流れてくる。 おっしゃっていることはごもっともと思うことも多い。 しかし、なぜ野口氏の言説はもっと影響を持たなかったのだろうか?不思議だ。 2010年代の野口氏は今よりずっと現役に近かったし影響力もあったと思う。なぜそれが無視されたのか。小生の中でもどちらかというと野口氏はすでに起こったことに対してのコメンテーター的な感じで、政策提言的なことがあまりなかったように感じている。 逆にいうと、官僚エコノミストというのがそういうものだということなのかもしれない。今でいえば中野氏などもそういう感じを受けるが、官僚というのは、結果にはコミットしない人たちだ…
お題「わたしの癒やし」 昨日は晴れ、今日は晴れ時々曇り。 今朝、モズを目撃した。 その様子は次の写真(3枚)のとおりである。 「モズ子」さんだ!(^-^) あれっ、モズと思いきや、何んと「チュン助」くんじゃないか!(*_*) 夕方は、日航機を目撃した。見ると、機体が派手な装飾で彩られている。 その様子は次の写真(5枚)のとおりである。 この機体の装飾はデイズニ―アニメのミッキーマウスのようである。 と言うことは、本年6月9日に就航した「JAL Colorful Dreams Express」なのか。https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/150…
このブログを読むような方なら、「富める者が富めば、貧しい者にも自然に富がこぼれ落ち、経済全体が良くなる」というトリクルダウン理論は知っているでしょう。これが間違っていることは、次のグラフで一目瞭然です。 「つくられた格差」(エマニュエル・サエズ、ガブリエル・ズックマン著、光文社)の中で、上は私が最も衝撃を受けたグラフです。アメリカの下層50%は、1970年からの約50年間、平均所得がほとんど変わっていないのです。この間にアメリカ全体での一人当たりGDPは10倍以上になっているにもかかわらず! では、アメリカの10倍まで増えたGDPは一体誰の懐に入っていたのでしょうか。理論的にも現実にも、富裕層…
死ぬまでおんなですぅ~川の流れはどこまで続くぅ~ 古都清乃さんの『死ぬまでおんな』という曲をイメージのみで歌ってみる男、コピでございます。お読み頂き有難うございます。あと、聴いたことない曲を勝手なフシで歌ってゴメンなさい🙇 川の流れはどこまでも続きますよね🙄 18世紀(1701年~1800年)の初頭に英国のお医者さんがある考えを示しました。トリクルダウン理論お金持ちが豊かになれば貧しい者にも自然に富がこぼれ落ちて経済全体が良くなる💴そういう経済理論です。 そうですかぁ?😒裕福の人は裕福だし、貧しい人は貧しいままの気がしますけど・・・。 余裕のある人にお金を渡せば無駄遣いするから経済が回る!そん…
https://twitter.com/ChugokuShimbun https://twitter.com/chugokunp_u35 宮島の高級宿泊施設誘致計画で住民と議論 廿日市市が協議会初会合 | 中国新聞デジタル 2024/5/2(最終更新: 2024/5/2)包ケ浦の在り方について市幹部や島内の関係者が話し合う協議会 宮島(広島県廿日市市)の包ケ浦に富裕層向けの高級宿泊施設を誘致する計画を巡り、市は2日、地域住民を交えた協議会を設置し、島内で初会合を開いた。 残り324文字(全文:396文字)このページは会員限定コンテンツです。 宮島 包ヶ浦の宿泊施設誘致構想めぐり協議会初会合 #…
3月21日 本日の夕食は、縞ほっけの干物2種、豚汁、長野県産コシヒカリ(三分づき)です。超和風です、わっふー🤗 無添加八丁味噌で作る豚汁。切り干し大根、玉ねぎ、白菜、にんじんなどに加え、日本人の腸と美容を支え続けてきた超優良食材のワカメ(瀬戸内海産)も入れております。水溶性食物繊維やビタミンCがたっぷりのワカメはなるべく毎日食べるように心掛けています。 縞ほっけの干物2種。片方は普通の干物、もう片方はみりん干しです。じゅわーっと溢れ出る脂はオメガ3脂肪酸。ビタミンB類もたっぷりで、そして美味です。真ほっけよりも安価ですが栄養価は変わりません。 一月万冊を見ながら食べていたのですが、一見すると溌…
昨日は晴れ。今日は曇り。 今朝、一昨昨日の夕方に「イソヒヨドリ♀」が止まっていた、その同じ屋根の天辺に「イソヒヨドリ♂」が止まっているのを目撃した。 その様子は次の写真(2枚)のとおりである。 どうやら、イソヒヨドリにも春がやって来たようである(繁殖期3月~6月頃)。 はじめに 2001年(平成13年)4月26日、小泉純一郎元首相は、国会の所信表明演説で「米百俵」の故事(「米百俵」の精神/長岡市)を引用した。 それは、「今の痛みに耐えて明日をよくしよう」という改革への精神を、である(市長コラム第47回 米百俵の精神 | 安芸高田市)。 しかし現在、格差社会下の日本を思うと、この「米百俵」の演説…
■はじめに ただ単に労働しないのではない。ただ単に怠惰なのではない。 労働とは罪であり、悪であると証明すること。そして、労働しないことを全面的に肯定し、実践すること。 その営みこそがアンチワーク哲学である。 これは世に存在するアンチワーク系の思想とは、明確に一線を画する。 なぜなら、労働しないことを全面的に肯定する思想や哲学はほとんど存在しないからだ。 寝そべり族、だめライフ愛好会、アンチワーク、アナキズム、コミュニズム、その他アンチ資本主義系思想など、世の中のアンチワーク系の思想や哲学は、極めて中途半端な仕事をしてきたと言わざるを得ない。 彼らは資本家を攻撃し、資本主義を攻撃し、金のために働…
日経平均株価が大きく下落しました。足元で円高が一気に進んだことが理由のようです。日銀が今月の金融政策決定会合で金融緩和策を修正するとの憶測で円高が進み、それが株価に影響したようです。 TOPIXが一時3%超下落、日銀修正観測や米ハイテク株調整で売り - Bloomberg 差し当たって市場関係者はこの動きを調整と見ているのでしょうか。いずれにせよ、円の方向性とどのレンジで落ち着くか次第のようです。想定以上に円高が進むともう一段の調整がありそうですが、企業が改革期待を維持できるか次第なのかもしれません。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push(…
韓国の家計負債が「爆発」しないのはなぜか、というコラムがあったので紹介します。冒頭、著者は「韓国の公論はダイナミックでスピード感はあるが、代案などは出てこない。この状況を変えて代案論を主流化したい」という趣旨のことを書いています。確かに、韓国メディアの文はいつも尻切れトンボな状態になっているものが多く、ガッカリさせられることもよくあります。なので、今回はちょっと期待して読んでみたのですが...うーん。一応、最後の方に「提言」のようなものが書かれていますが、要約すると「DSRを管理して家計負債を減らせ」です。ちょっと残念。ただ、韓国でなぜ「住宅価格は上がるもの(不動産不敗神話)」と堅く信じられて…
「転落」と「史上最高」が同時期に伝わった状況は、日本経済のひずみを感じさせる。成長至上主義の行き着く先と豊かさの意味を考え直す機会にすべきではないか。 日本の昨年の名目国内総生産(GDP)がドイツに抜かれ、世界4位に転落した。背景には、為替や両国の物価上昇ペースの差による影響だけではなく、日本経済の長期低迷があろう。 GDPは一国の経済規模を測る代表的指標であり、経済大国としての影響力低下を懸念する専門家も少なくない。 一方、日経平均株価が先月22日に史上最高値を更新し、終値で3万9098円とバブル経済期を超えた。きのうは3万9910円となり、4万円台に迫った。海外投資家の関心も高く市場は沸く…
『日本がアブナイ!』の今朝のエントリに、小沢一郎事務所だかがXで発して『中日スポーツ』が絶賛したらしい、安倍政権の経済政策をおちょくった漫画が紹介されている。下記に埋め込みリンクを示すが、弊ブログ3大NGワードの1つが記事のタイトルに用いられている。 mewrun7.exblog.jp 漫画はうまく働かないトリクルダウンを示しているが、安倍政権の経済政策は必ずしもトリクルダウンの経済思想に基づくものとは認められない、とまでいえるかどうかはわからないが少なくともトリクルダウン理論は同政策のエッセンスではないので、批判として筋の良いものとはいえない、あるいはフェアな批判ではない。大衆受けはするかも…
企業が掲げる「ソーシャル・グッド」の落とし穴 最近、「ソーシャル・グッド」という表現をよく耳にする。SDGsともからみつつ、企業の社会的責任を問題にする文脈で使われているようだ。製品であれサービスであれ、社会や環境に配慮したものを生産・消費することと、とりあえずは定義できそうである。 すばらしい、と思われる人が多いだろう。だが、本稿ではこの「ソーシャル・グッド」について疑問を呈しつつ、その理念と歴史について少し広く深く考えてみることで、その疑問に答えていきたい。 まず大きな問題は、この「ソーシャル・グッド」が結局は資本主義の理念に合致するかぎりにおいてしか実行されないということである。 環境問…
支持率が急落 これで年内の解散総選挙はなくなったのではないか。29日に公表された日経新聞とテレビ東京の共同調査を見てそう思った。内閣支持率が33%と、前回比で9ポイントも低下して政権発足以来最低になったばかりでなく、自民党の政党支持率も32%と同6ポイントも低下したからだ。 しかも26日に開かれた政府与党政策懇談会で、ひとり当たり4万円の所得税・住民税の減税と、非課税所得世帯の7万円給付の方針が示されたばかり。これらは岸田文雄首相が所信表明演説で謳った「国民への還元」を実現するものだが、同調査によれば58%がこの経済方針に「期待しない」と回答。付け焼刃的なその内容に、国民は不満なのだ。 国民が…
「お金持ちを優遇すれば、経済が活性化し、貧しい者にも富がゆきわたるようになる」というのが「トリクルダウン理論」。1980年代にレーガン大統領の経済政策の拠り所として知られるようになって以来、その真偽についてはいろいろ議論されてきた。21世紀となり貧富の差がますます拡大する今日この頃は「やっぱりインチキだった」という声が大きい気もする。 だが、経済の枠組みにこだわらなければ、トリクルダウンが機能した状況はあったと思う。神保町の古本屋でガルシア=マルケスの『百年の孤独』が百円、キルケゴール「死に至る病」が収録された『世界の名著』が三百円で売られているのを見つけたとき、そんな考えが頭を過った。20世…
はい、こんにちは、さっちゃ~んです。 今回は、ただただタイトル通り働く気のなくなる記事となっております。 ブログの投稿最近してないのから活動してないのかと言われると別にそうではなくて 記事は作成していますが、1か月ぐらいかかってまとめてドカッと投稿しています。 その方が、YouTubeやTwitterしかやらない奴、ぽいぽいできます。 お金目的なければ、ブログって媒体はいいもんですよ。 昔、政治・社会情勢的なことをブログに羅列してあったのですが、 今回、それみんな削除して一つの記事にざっくばらんにまとめました。 最近の投稿した記事と比較すると読みやすいと思います。
https://bookmeter.com/reviews/115499327 物価変動は人々の予想によるもので、何かの実体に紐付いたものではなく基本的には遊離したもの。ただ予想に影響を与える要素が多岐に渡る。日本で90年代後半から30年近くに渡って形成されてきた、消費側の値上げ忌避・供給側の値段据え置きのノルムについて、脱却するには「企業の値上げ→生活費上昇→労働者の賃上げ要求→企業の人件費の価格転嫁→……」というコストの転嫁のサイクルが回る必要があるが、アベノミクスは利益の還元(トリクルダウン理論)という逆回転を目指そうとしたので失敗した、との指摘が面白かった。 世界的な低インフレのきっか…