スクウェア・エニックス(旧エニックス)のRPG、ドラゴンクエストシリーズの第2作目。ロトシリーズの第2作目。
1987年1月26日にファミリーコンピュータ用ソフトとしてエニックスから発売。その後、前作「I」と本作「II」のリメイク版を収録したスーパーファミコン用ソフト『ドラゴンクエストI・II』が1993年12月18日に発売。1999年9月23日には、ゲームボーイ版『ドラゴンクエストI・II』が発売された。
2011年9月15日にWiiで発売された『ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』には、ファミコン版「II」とスーパーファミコン版「I・II」が収録されている。
2014年6月26日、スクウェア・エニックスよりAndroidやiOSに対応したスマートフォン版が発売。
前作『ドラゴンクエスト』から100年後の世界が舞台。邪教の大神官ハーゴンによって、再び世界に闇が訪れようとしていた。ロトの血を引く3人の勇者達が、世界を救う冒険へと旅立つ。
前作と本作、そして続編の『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』を合わせてロトシリーズ三部作と呼ばれる。
ドラゴンクエストシリーズとしては初めてパーティ編成が適用された。
最初は主人公であるローレシアの王子のみだが、ストーリーを進めるにつれてサマルトリアの王子・ムーンブルクの王女が仲間になり、最終的には3人パーティで旅をすることになる。
また、モンスターもパーティで登場し、多対多の戦闘形式となった。
呪文も多数追加されている。攻撃呪文はバギやイオナズン、補助呪文はマヌーサやルカナン、スクルト、回復呪文はベホマやザオリク、キアリーなどが登場。さらに、死の呪文ザラキ、何が起こるかわからないパルプンテも、本作から追加された呪文である。
ダンジョンとしては塔が始めて登場。洞窟マップは初期状態で全体が見渡せるように変更された。
また、移動手段として船が初登場し、海上を移動できるようになったのも本作からである。
『ドラゴンクエスト』同様、バックアップによるセーブは存在せず、「ふっかつのじゅもん」形式が採用。ただし入力文字が最大52文字と増加している。
オリジナル版はふっかつのじゅもんの入力文字数の多さ、ロンダルキアの洞窟の攻略難度、ロンダルキア地方に出現するモンスターやハーゴン3幹部などの凶悪さなどにより、ナンバリングタイトルとしては屈指の難易度を誇る作品となっている。
ドラゴンクエストI・II も参照
「ふっかつのじゅもん」もバックアップによるセーブ形式へと変更されている。
オリジナルではサマルトリアの王子が装備可能な最強武器が「てつのやり」と貧弱なものであったが、リメイク版では「ロトのつるぎ」「ひかりのつるぎ」などが装備可能となり改善されている。
また、モンスターの強さなどにも調整が入っており、オリジナル版より遊びやすくなっている。
ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III(復刻版攻略本「ファミコン神拳」(書籍全130ページ)他同梱)(初回生産特典なし) - Wii