「メイドのみやげ2026」(ナシカ座) 4月7~12日、福岡市・ぽんプラザホール 純愛もの、人情ものの3つの要素を絡めていた。3年前の交通事故で死んだ男性の霊と恋人の女性との変わらぬ愛、大切な人を助けるために献身する仲間たち、あこぎな悪人と思われ敵対していた人物が実は誠実な人間であったことへの目覚め。感動を誘うことを狙った典型的な定番の劇だと言っていい。 観客は予定調和のストーリー展開を楽しみ、予測される結末を期待する。制作する側、プロデューサーや演出家、演者たちに求められるのは、想定を裏切らない物語の構築と流れ、演技を異和なくやりとげることである。いつの世でも変わらず求められる展開の物語を、…