買い物からの帰り道、小雨のぱらつく田んぼの畦道にキジがいるのを見つける。夫婦連れだ。後続車がいなければ道端に車を停め1ショット試みるのだが、いかんせん大型の観光バスが続いているのだ。キジ撮りは買い物荷物を冷蔵庫に放り込んでからと思い直し、帰途を急いだ。 雨上がりの昼下がり薄日が射し始めたのを見計らってフィールドへ向かう。フィールドをゆっくり一巡するも全くキジの気配なし。田んぼ道に入るといつものようにケリが甲高い声を上げてのスクランブル、はるか先の田んぼのチュウサギとアオサギの小集団を見ただけ。 今日も不作だなと思いながらこれまで余り足を向けたことのない集落を廻ることにした。この集落から引返して…