ノーランディング

アメリカの元財務長官で経済学者のラリー・サマーズ氏がハーバード大学でのインタビューで、ドナルド・トランプ氏が勝利した11月のアメリカ大統領選挙について語っている。 民主党が敗北した原因 クリントン政権の財務長官を務めたサマーズ氏は、もちろん民主党の支持者である。だが政敵のトランプ氏でさえも敬意を公言しているアメリカ最大の頭脳の1人でもある。 トランプ氏、自分の経済政策がインフレを再発させるというサマーズ氏の批判に反論 (2024/6/25) だからハリス氏が負けた今回の選挙では色々言いたいこともあるだろう。日付が近いCNNでのインタビューでは感情的な言い方が目立ったが、こちらのインタビューでは…

米経済は最近好調であり、FRBの利下げもゆっくりと、ソフトランディングどころかノーランディングでインフレ目標2%の高度を保って飛び続けるとまで言われ始め、NYダウも最高値を更新して米市場は活況を示していた。 それにもかかわらず、米国民は、バイデン現政権の一画を担って来たハリス副大統領に対し、これまで4年間の経済運営についてノーを突きつけ、暮らしが楽になる変化を期待して、トランプ氏を次期大統領に選んだ。 明らかに、国民の生活実感と市場の企業業績評価とが違ってしまっている。 昨夜(11月7日)、FRB金融政策決定会合後の記者会見におけるパウエルFRB議長の言葉の中に、これらの理解を助ける次のような…

塾長です。 昨日（米国10.30）は良好な経済指標（ADP、GDP、個人消費、中古住宅）が出たのに株は下落、10年債利回り低下。Bloombergは「半導体が売られた」と書いていますが、それ以外も広く売られている。 S&P500、5,813（-0.33%） Nasdaq、18,607（-0.56%） 【米国市況】株下落、半導体銘柄への売り響く－ドル153円台前半 - Bloomberg 債券・為替・コモ： 原油、68.99 10年債、4.2660 ドル円、153.2620 Bitcoin、72,368 経済指標： 10月 ADP雇用者数［前月比］、23.3万人（予想11.0万人） 第3新半期 …

株式市場の売りシグナル - バンク・オブ・アメリカの報告 株式市場に売りシグナル点灯！ 最近の報告によると、株式市場に2021年以来の売りシグナルが点灯したという驚きのニュースが飛び込んできました！バンク・オブ・アメリカが行った調査によると、投資家たちのポートフォリオにおける現金比率が4.2%から3.9%に低下し、これは明らかに投資家が株式市場に対して非常に果敢な姿勢を取っていることを示しています。この現金比率が4%を下回ると、これが売りシグナルとみなされるのです。まるで、投資家たちが「お金を投資する準備ができました！」と叫んでいるかのようですね！ 楽観と悲観の間で揺れる投資家たち 投資家は経…

チャートです 一度上昇した商品相場が下落するには「世界経済の変調」が必要だろう。 言える事は、急騰した商品相場の犯人は「世界的なお金の増刷」ということです。 そして、そのお金はある程度は公平に配られたが貧民は「ハンド・ツー・マウス」という結果となる(頂いたお金は食べてしまった) ******残った結果は お金は使い切ってしまったが、物価は上昇したままになる。 この様な結果となったのは、最適な資金量から逸脱した大量の資金供給だった事とＦＲＢの対応が遅れたミスジャッジだった事の複合作用という事です。 残念だが経済学は未来を予想出来ない、過去を分析する学問という事だ。 一度経験して経済学的に分析すれ…

【商品市況概況】 2024年10月16日 市況 「エネルギー下落 金属は中国対策期待で小高い」 【昨日の市場動向総括】 昨日の商品市場はエネルギー価格が中東情勢不安がやや後退したことで調整したが、株価の上昇に伴うリスク選好の回復で、一昨日売られた商品が物色される流れとなった。 株はハイテク株からの循環物色その他のセクターが上昇した。中東情勢が膠着する中、市場参加者は経済統計や企業決算に注目しているが、発表される米統計や企業決算はそれほど悪くないものも多く、「想定よりも景気が減速していない可能性」を示唆している。 現在弊社はQ125に短期的にでも景気後退が発生し、その後回復というシナリオを想定し…

今晩は経済指標に注目。昨日は前日の下落で押し目買いが強まったほか、好決算を発表したユナイテッド航空、モルガン・スタンレー、シンクロニー・ファイナンシャルなどが大幅高となり、主要3指数がそろって反発した。ダウ平均は337.28ドル高（+0.79％）で終了し、2日ぶりに終値の最高値を更新したほか、S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.47％高、0.28％高となった。センチメントは改善し、投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の20.64ポイントから19.58ポイントに低下した。 今晩の取引では足もとの景気動向を巡り、寄り前に発表される9月小売売上高と新規失業保険申請件数に注目が集まる。9月小売…

こんにちは、Gufo2/5です。先週の米国株式市場は、月曜日、トレーダーらがFRBの利下げ観測を抑え、中東紛争が原油価格に与える影響を懸念したため、主要3指数は約1％下落して引けました。火曜日、ハイテク株を買い戻し、今後のインフレ指標、第3四半期決算シーズンの開始に焦点が移ったため、前日の下落分を取り戻して取引を終えました。水曜日、FRBの議事録発表を受け、S&P500とDJIAは過去最高値で引けました。木曜日、不安の中、主要3指数とも下落して引けました。金曜日、銀行の好調な四半期決算や、インフレ統計を受けてFRBによる11月の利下げ期待が高まり、S&P500とDJIAは過去最高値で引けました…

今月の雇用統計で非常に強い数字が出てから毎日金利が1%前後継続上昇しています。変動で金利が一時的にマイナスになった場合でもTLTやTMFのようない債券価格連動型ETFもマイナスのままになるなど、金利が下がっているにも関わらず債券価格も下落する、かなり捻れた状態に見えます。こうなった場合TLTやTMFを持っていると無限に損するためTMV(TMFのベア3倍)と、ドル円を買って、金利情報する場合でも損失を抑えるように立ち回ります。この状態がしばらく続けば、金利上昇(ドル高円安)+債券価格下落(TMV上昇)となり、それなりの利益が期待できそうです。雇用統計が強くて株式に恩恵があると色々なインフルエンサ…

テスラ・ロボットの発表は理由は分からないが「YouTubeの配信」が止まってしまった 株価は 電気自動車メーカー、のイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は10日、待望のロボタクシー（無人タクシー）「サイバーキャブ」のプロトタイプを発表した。だが、詳細にはほとんど踏み込まず、投資家の間ではテスラが野心的な目標をどう達成するのか懐疑的な見方が広がった。 デンマーク海運大手APモラー・マースクの株価は デンマークの首都コペンハーゲンに本拠を置く海運コングロマリット。 1996年以来2021年現在に至るまで売上高世界一の海運企業であり、コンテナ船部門に強みがある 世界の物流の指標となる企業です。 …

久しぶりに日興証券の担当者と面会してきました。 今の株式相場の状況などを教えてくれます。 特に目新しい見解でなく、一般的に言われている金利状況からの株価変動の話がメインです。 日経平均は４万円を抜けると、いい調子であがるのではないか。 日米ともにインフレ率２％が目標なので、日本は揚げる状況にないし、アメリカは、景気が強いので、たぶん、0.5%はなくて、0.25%じゃないかと予想してます。アメリカ景気はソフトランディングではなく、ノーランディングで行くのではないかと、二人で意見が合いました。 世界各市場の分析の30ページにもわたる資料を打ち出してもらいました。日米に限らず、DAX,香港（ハンセン…