ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~ (メディアワークス文庫)作者:三上 延KADOKAWAAmazon 17歳の扉子の物語。 17歳の智恵子の物語。 17歳の栞子の物語。 令和、昭和、平成の三世代の少女達の物語が、 「鎌倉文庫」という文学史上の事実と謎を通じて、一つに繋がる。 (この「鎌倉文庫」の話は初めて知ったが、これ自体非常に魅力的な話) 一冊としての完結感としては、シリーズ屈指の出来映え。 エピローグに於いて、この三人と三冊が一つに集ったとき、 不覚にも涙が出そうになった。 この新シリーズの1冊目、2冊目の感想に書いたように、 ミステリして小ぶりだのどうのこうの言うよ…