映画『サン・セバスチャンへ、ようこそ』オフィシャルサイト ウディ・アレンの映画でどれが好きか、と問われると「アニー・ホール」('77)と「マンハッタン」('79)が同率首位だ。今でも繰り返し観る。 その「マンハッタン」でダイアン・キートンの元カレ役でちらっと出てきただけで笑いをとっていたのが今回の主役リフキンを演じている、ウォーレス・ショーン。 舞台はサン・セバスチャン国際映画祭、リフキンは米軍のアーミージャケット風の上着を羽織っている。これは「マンハッタン」でアレンが常に来ていたベトナム戦争時の米軍のジャケットを思わせ、最早これだけで彼リフキンがアレンの分身であることを物語っている。 映画祭…