ブルックナー,アニータ(Anita Brookner) 1938〜 イギリス生まれの小説家 1981年『門出』でデビュー 1984年『秋のホテル』でブッカー賞受賞 秋のホテル (ブルックナー・コレクション) 英国の友人 (ブルックナー・コレクション) 異国の秋 (ブルックナー・コレクション)
→カレル・ブリュックナー チェコのサッカー指導者。 2002年から2008年まで、チェコ代表の監督を務めた。
Bruckner Anton Bruckner アントン・ブルックナー
西宮芸術劇場で大阪フィルのブルックナー9番を聴いてきました。念願かなったというところです。ただ一つ大失敗しました。オーケストラは前ほど良い席というわけではないのです。ロックや落語とは違う。落語の独演会のノリで前から5列前が残っていてラッキーと感じましたが、浅はかでした。交響曲という文字通り、オーケストラはたくさんの楽器のハーモニーが命なのです。ゆえに席が演者に近すぎると「音が混ざらない」ので曲全体が見通せなくなるのです。5列目は前過ぎました、10mぐらい先に金管の塊が陣取っているので、やたらとホルンの音が耳に入りすぎた気がします。増幅しなくても100人近い団員が一気に楽器を鳴らすと相当な音圧で…
2024年4月13日 東京・春・音楽祭 東京文化会館《合唱の芸術シリーズ Vol.11》指揮 ローター・ケーニヒス管弦楽 東京都交響楽団合唱 東京オペラシンガーズハンナ・エリザベス・ミュラー(ソプラノ)、オッカ・フォン・デア・ダメラウ(メゾ・ソプラノ)、ヴィンセント・ヴォルフシュタイナー(テノール)、アイン・アンガー(バス)ワーグナー ジークフリート牧歌ブルックナー ミサ曲第3番 以下の感想記は、ブルックナーに限ってということで。(ワーグナーについては省略) 今年は生誕200年記念ということで、各オーケストラが競うかのように彼の交響曲をシーズン中のプログラムに組み込んでいるが、こういう作品をピ…
演奏 トレヴァー・ピノック / ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル(Trevor Pinnock / Royal Academy of Music Soloists Ensemble) 録音 LINN / 2014? / Stereo 演奏時間 17:46 14:28 06:09 16:20 合計: 52:43 エルガーの交響曲3番を補筆したペインによる編曲版 HMV101の作業もひと段落したので、レビューに戻りますw 編曲物を紹介しているので、そちら続きで今度はブルックナーです。とはいってもブルックナーはかなり少なくて、レビューできる手元にあるのは、2番と7番…
https://www.youtube.com/watch?v=sIBX6zm9CYQ 本スクリプトの動画はこちらからどうぞ Karina Canellakis FRANCE 24 2021/11/10 Olivia Salazar-Winspear A lightning rod for emotion, precision and excellence in classical music. オリヴィア・サラザール・ウィンスパー 彼女には避雷針のように、クラシック音楽に満ち溢れる、人々の感情の揺れ動きや、的確さ、素晴らしさが集まり、自らこれらを吸い込んでゆきます。 Now, it's no…
2月23日金曜日 二度寝の後5時頃目が覚め、6時過ぎ起床。 室温12度、軒下4度。暖房を入れたくなる温度だ。 朝のお勤め、腹筋運動に続いてNHK教育TVでラヂオ体操第二。これはラヂオのAM放送が受信できなくなったため。ついに寿命が来たか。 朝食は大切にしたい。卵2個の目玉焼き丼、昨夜のお惣菜の残りとお味噌汁(白味噌)にみかん。 食後の薬にカカオポリフェノールを紅茶で服用する。この時期だけは普段とは違う高価な薬になる。 朝刊に目を通す。小さい活字は目に悪い。見出しのみ。「東証 史上最高値」何故これが1面に来るのか、不思議に思う。「最高値」は「さいたかね」と読む。「さいこうち」ではない。最近まで知…
窓の外、ますますもって派手な振りっぷりになってきた雪を見遣りながら。少し長めの電話なども途中でしたりして。ブルックナーの3番ってこんなに取っつきやすいものだったか?ああ、録音が非常に明瞭なのか。間接音をたっぷり含んだ録音もそれはそれで趣のあるものだとは思うのだけれども、自分にとってははっきりくっきりとした録音の方が楽しめるのだと言うことがよく分かる結果に。
大阪フィルのコンサートへ さてこの週末であるが、二泊三日のコンサート三昧の予定。まずは初日の金曜夜は、尾高忠明指揮の大フィルの定期演奏会。金曜の仕事を早めに終えると車で大阪に向かう。例によって西宮手前で渋滞に捕まるが、まあこの辺りは毎度の通り。大体読み通りの時間に大阪に到着したので、予約済みの駐車場に車を入れる。 まだ18時前だが、辺りには闇が立ち込めている まだ18時になっていないというのに、既に辺りには闇が立ちこめている。とりあえず開場までに夕食を摂りたいが、肥後橋界隈まで繰り出す気にもなれない(それにそれだけの時間もない)ので、結局はフェスティバルゲート地下の「爾今」であさり塩そばの大盛…
本日はブルックナーの交響曲第5番を紹介します。 おすすめの演奏 ヨッフム指揮 アムステルダムコンセルトヘボウ管弦楽団 録音年 1986年 お気に入り度 ★★★★★ Bruckner;Sym.5 アーティスト:Jochum Used Item Amazon Bruckner: Symphony No 5 アーティスト:Eugen Jochum Tahra Amazon ヴァント指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 録音年 1996年 お気に入り度 ★★★★★ ブルックナー:交響曲第5番 アーティスト:ヴァント(ギュンター),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 Ariola Japan Amaz…
2024年はブルックナーが生まれて200年目の記念すべき年! ってことで今年はブルックナーの交響曲をみなさんも聴きまくろう!! ついでに読書もブルックナー関係で。 <内容紹介文> 『図書館の非正規職員として働くゆたきは、男性マニアが集うブルックナーのコンサート会場で、「ブルックナー団」を名乗る男たちに声をかけられる。 いかにもイケてないオタク風の3人組だが、その一人、タケがサイトに載せた「ブルックナー伝」を読んだゆたきは、その不器用すぎる人生と意外な面白さに引き込まれていく・・・。 天才作曲家ながら「非モテの元祖」というべき奇人変人だったブルックナーの生涯は、周囲からの無理解と迫害に満ちていた…
このシリーズ、4人目は、生誕200年となります、 アントン・ブルックナー(1824-1896:オーストリア) いつものごとく、Wikipedia記事を貼り付けておきます。 ja.wikipedia.org 彼の作品、私は演奏したことが一度もありません。 なので、ブルックナーのことは書かないだろうかなあと思っていたのですが、 今年のウィーンフィルのニューイヤーコンサートでブルックナーの作品が演奏されたことに驚いた私でしたので、 ちょっとは語ろうかなあと思った次第。 ウィーンフィルのニューイヤーコンサートで演奏されたブルックナーの作品は、 4手連弾のピアノ曲、これを管弦楽編曲されたものが演奏されま…
最近観たもの②。やっぱりオーケストラっていいなあ、と思えた演奏会だったのでご紹介します。 東京芸術劇場 マーラー《大地の歌》指揮:井上道義アルト:池田香織、テノール:宮里直樹管弦楽:読売日本交響楽団 藤倉大:Entwine (日本初演)シベリウス:交響曲第7番マーラー:『大地の歌』 久しぶりの大編成のオーケストラ。「オーケストラは大きければ大きいほど良い!」というのは暴論ですが、やはり大編成のサウンドは心を躍らせます。ひとりひとりのプレイヤーが結集してひとつの大きな音の波を形成する。その波に揉まれるような感覚を味わいたいがため、私はオーケストラを聴きに行くのかもしれません。 プログラムも、それ…
8/18(水)読響サマーフェスティバル2021「三大交響曲」を鑑賞。14日(土)に開催された「三大協奏曲」と並び、毎年の夏恒例の読響名曲コンサート。今を時めく若手ソリストや、国内であまり知られていない気鋭の指揮者が登場し、完売必須の人気公演だ。 今回の指揮者は、小林資典。「資典」と書いて「もとのり」と読む。40代半ばの端正な顔立ちだが、千葉県出身の「純ジャパ」にして「ドイツの歌劇場たたき上げ指揮者」という経歴は、異彩を放つ。東京藝術大学と大学院を経て、ベルリンに留学。歌劇場でコレペティや通奏低音を務めた。2013年から現在まで、ドイツ・ドルトムント歌劇場の第一指揮者(エアステ・カペルマイスター…
2024年5月5日 東京国際フォーラムA 21:00〜 伊福部昭 バイオリンと管弦楽のための協奏的狂詩曲 V. 山根一仁 伊福部昭 タプカーラ交響曲 指 揮 井上道義 管弦楽 新日本フィルハーモニー交響楽団 アキラとミチヨシの尖った邂逅 2024年LFJの最終演奏は井上道義の伊福部昭。なんと魅力的なプログラム,演者だろう。伊福部の音楽を直に聴くのは1984年11月23日の「古希の祝い演奏会」以来のこと。40年ぶりだ。この時は弟子が伊福部作品を指揮したのだが,会場には伊福部昭本人がいた。休憩中に私はパンフレットにサインを頂いた。以来これまで直接会場で伊福部の響きを耳にはしてこなかった。勿論CDは…
今回はLPレコード購入メモの投稿にお付き合いいただければ幸いです。 以前にも書きましたが、自宅から車で10分程の所にあるHARD OFF(エコ・リユース・ファクトリー)では1枚税込110円のLPレコードが段ボールに入れられ、ジャンル混在、状態が悪いものまで雑多に置かれています。その中に「コンサート・ホール・ソサエティ」のレコードが多数あり、その飾り気の無いジャケット(基本2色くらい色を使った絵か、収録曲と関係の無い写真)に最近ハマりコツコツ収集をはじめたところだったので、「これは!」と喜び勇んで捕獲してしまった、その報告となります。コアな内容ですがお付き合いいただければ幸いです。 「コンサート…
4月1日読書 鈍色幻視行 恩田陸 (集英社) 102p〜128p 2日読書 鈍色幻視行 恩田陸 (集英社) 129p〜157p 夜と霧の隅で 北杜夫 (新潮文庫) 214p〜223p ナイトランド・クォータリーvol.28 暗黒の世界と内なる異形 (アトリエサード) 48p〜53p 3日読書 鈍色幻視行 恩田陸 (集英社) 158p〜224p 4日読書 夜と霧の隅で 北杜夫 (新潮文庫) 224p〜249p 5日購入 後期日中戦争 太平洋戦争下の中国戦線 広中一成 (角川新書) 読書 鈍色幻視行 恩田陸 (集英社) 225p〜269p 後期日中戦争 太平洋戦争下の中国戦線 広中一成 (角川新書…
どうもすです 1年前からまたCDを買うようになりました それを9000円のCDラジカセで再生しています ノスタルジーを感じてるんですかね〜 そういえば今年はブログを始めました でも実際ブログはXより叩かれなかったり、人間が見えたり、新しいものに出来ないこともちゃんとあります。 GWですしCDを買いました 3枚 ブルックナー9番 ドビュッシー ファジルサイ1 クラシックですね ファジルサイはトルコのジャズピアニストです ピアノを昔やってました 年取ったらグランドピアノを買って 再開しようと思っていたのですが 全然指動かなくなってたので聞き専で CDなんですよね レコードでもSpotifyでもなく…
diary 2024-4-30(火) 月齢21.4 曇りアーノンクールとレオンハルトのバッハ・カンタータBWV24、25、ドビュッシー歌曲全集(2)とプーランク歌曲全集(1)、シュトラウス歌曲全集(2)をランダムで聴く。トラブルスピーカーKEF LS50 Wireles II は今日は正常に聞けた。公園は花盛りだ。藤の花はもう終わりかけている。つつじは満開、菖蒲にかきつばた、ハナミズキも終わりかけ、バラが咲き始めている。亀は甲羅干し、5羽のカモちゃんたちはいつものように仲がいい。渡のカモちゃんたちはもういないが一羽だけ離れた休園中のプールの真ん中の台で休んでいる。 diary 2024-4-2…
4月の演奏会レポまとめ(計5公演)。 ① 4月14日(日) ヤノフスキ/NHK交響楽団、ブラームス ② 4月19日(金) 佐渡 裕/新日本フィル、『夏の夜の夢』 ③ 4月20日(土) エッシェンバッハ/N響、ブルックナー7番 ④ 4月27日(土) 藤原歌劇団、歌劇『ラ・チェネレントラ(シンデレラ)』 ⑤ 4月28日(日) 太田弦/東響、ジョン・ウィリアムズ他 ① 4月14日(日) ヤノフスキ/NHK交響楽団、ブラームス NHK交響楽団 第2007回定期演奏会、NHKホール 指揮:マレク・ヤノフスキ シューベルト:交響曲第4番ハ短調D.417『悲劇的』 ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68 投…
その完成 後世の絶望… 創造性、発露す! ベートーヴェン:ピアノソナタ第29番《ハンマークラヴィーア》 ピアノソナタ、究極の革新《ハンマークラヴィーア》。技術的な難易度の高さとピアノ音楽の可能性を大きく切り開いた名曲です。この記事では《ハンマークラヴィーア》作曲の背景と特徴をお伝えします。 ピアノソナタ全体としてみても魅力的な、ベートーヴェン:ピアノソナタ第29番《ハンマークラヴィーア》名盤も紹介。 【ここをクリックすると名盤の解説へ飛びます】 【解説】ベートーヴェンピアノソナタ第29番《ハンマークラヴィーア》 【各楽章を解説】ベートーヴェンピアノソナタ第29番《ハンマークラヴィーア》 第1楽…
音楽史に残るべき若い才能 20240331(了) Hans Rott(1858-1884) /Orchesterwerke (1)交響曲 第1番 (1878-1880) 55:54 ①9:21 ②11:12 ③12:14 ④22:27 <★★★★☆> (2)管弦楽のための前奏曲(1876) ⑤3:28 <★★★☆> (3)「ジュリアス・シーザー」への前奏曲(1877) ⑥7:44 <★★★★> ゼバスティアン・ヴァイグレ指揮/ミュンヘン放送管弦楽団 録音:2003年12月、2004年1月、バイエルン放送局 第1スタジオ ((2)&(3) 世界初録音) CD/2004年/管弦楽/BMGファン…
北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/ https://clatake837.amebaownd.com/ アサリ ドイツのオーケストラによる演奏で、コーキのおすすめは? コーキ そうだね、ケンペとアバドは私の推薦盤のところで紹介するけど、 カラヤンのベルリン・フィル(私が聴いたのは1965、1971、1975年盤)…
タワーレコード・オリジナル企画盤 WARNER x TOWER RECORDS デジタル録音の新SACD化企画始動!テンシュテット&ベルリン・フィル、ロンドン・フィルとの旧EMI名盤3タイトルを復刻最新「Definition Series DIGITAL era」 第1弾 今回の発売のために、本国のデジタルマスターから新規でSACD化。SACD層、CD層別々にマスタリング(1978年録音のシューマン:交響曲第3番他のみ本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでハイレゾ化したマスター音源を使用)マスタリング・エンジニア:藤田 厚生氏マルチケース仕様、鈴木 敦史氏によ…
第2008回 定期公演 Cプログラム【日時】2024.4.19.(金) 19:30〜(休憩なし) 【会場】NHKホール 【曲目】ブルックナー/交響曲 第7番 ホ長調 (曲について) 交響曲第7番ホ長調は、彼の交響曲中、初めて、初演が成功した交響曲として知られている。1884年のこの初演以来、好評を博しており、第4番と並んで彼の交響曲中、最も人気が高い曲の一つである。第4番のような異稿は存在しないが、第2楽章の打楽器のようにハース版とノヴァーク版では差異が生じている箇所がある。 本作は交響曲第6番の完成後すぐ、1881年9月末から第1楽章の作曲が開始された。スコアは第3楽章スケルツォの完成のほう…
大橋毅彦さんといえば、むやみと上海に詳しい人というイメージが強いけれど、本書は地元の神戸を舞台にした副題の「画と文から辿る港街のひろがり」を論じた興味深い研究書だ。琥珀書房から2800円+税というのだから安価なのは、関西学院大学からの助成金のお蔭かな。「画と文」だけに限らず目次を見たらマン・レイやコクトーなどの名前が出てくるのみならず、バレエやら朝比奈隆まで並んでいるので大橋さんの守備範囲に圧倒される思いだ。朝比奈隆といえば日本のブルックナー演奏を支え続けた指揮者で、その道のファンからすれば神様のような御仁で、ボクも何曲か録音・録画してあるヨ。 テーマが狭い時空間に限られている印象のとおり、無…