:芸術家
フランソワ・ブーシェ(1703年-1770年) ロココ美術を代表する芸術家の一人。 ヴァトーの影響から出発したが、ヴァトーの華やかで哀愁を帯びた作風はブーシェにおいて陽気な官能性に変わっている。ルイXV世の寵姫ポンパドゥール夫人の時代の美術界に権勢を奮って宮廷関連の装飾事業に携わり、ヴァトーの内省的な傾向に始まったこの時代の絵画にヨーロッパ美術本来の肉体的存在としての人間の表現を重んずる傾向を取り戻した。
今回訪れたのは「THE GREATS展」です! 場所は、神戸市立博物館! この特別展はスコットランド国立美術館所蔵の作品を数多く見ることが出来るようでした! 実は今回の展覧会、私のお気に入りの画家ブーシェの作品があるということで、行く前からわくわくが止まりませんでした! ブーシェについて知らない方のために簡単に説明しておくと、ブーシェは今から300年前のフランスで活躍した画家です。 作風は、とにかくかわいい! どこかふわふわしていて、ピンクや水色など色鮮やかなパステルカラー で男女の恋愛を描く事が多かったブーシェは、当時一躍人気の画家でした。 一般的に彼が活躍した時代をロココと呼びました。 で…
*基本データ 場所:東京都美術館 行った日:2022/5 展覧会URL⇒スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち|東京都美術館 (tobikan.jp) フレデリック・エドウィン・チャーチ《アメリカ側から見たナイアガラの滝》1867年 ジョン・エヴァレット・ミレイ《古来比類なき甘美な瞳》1881年 エル・グレコ《祝福するキリスト》1600年頃 フランソワ・ブーシェ《田園の風景》1761年~1762年
第9話でキューピッドを描こうとしたら、これまでに描いたことがないことに気がつきました。描いたことがなくてもふわふわと描けたりするのは、きっと見たことがあるから。でもキューピッドを見たことは、当然ながらありません。 そのため、仏ロココ時代に数多くのキューピッドを描いたブーシェ(Francois Boucher, 1703-1770)に習いながらスケッチ。キューピッドの羽根は、物理的に飛ぶためにではなく、象徴としてついてるのねとあらためて面白く感じました。描けるものが増えていく感覚って、良いものですね。ちなみに天使(angels)とキューピッド(cupids)では成り立ちが異なっていて、天使は聖書…