10年ほど前にグランプリ出版から「モータリゼーションと自動車雑誌の研究」というやけにカタいタイトルの本を出しました。中身はわりとやわらかくて、歴代自動車雑誌紹介と、それらが発行された時代背景、風俗をからめ、できる範囲で関係者からのインタビューを掲載したという感じの内容です。絶版?になる前に、そこから抜粋したり、今になって思うことを書いてみたいと思います。今回はその20回目です。 国産車を中心に筑波サーキットでのタイム比較という基準を作り、自動車雑誌のスタンダードの地位を築いた「CARトップ」。基本的スタンスは創刊時と変わることがない。 2000年代に入っても「CARトップ」は、一般的なクルマ好…