先日、公明党が結党60周年を迎えたが公明党の衰退は止まらない。支持母体の創価学会の衰退もさることながら今の公明党に存在価値を見出せない。公明党結党時は「大衆とともに」との立党精神そのもの政党だった。当時の既成政党は政治エリートだけの政治で多くの民衆は政治に参加しているという実感がなく政治と民衆が乖離した状態だった。また国内の保守対革新というイデオロギー対立に属さない中道政治は望ましかった。そんな中で「大衆政治」「中道政治」を旗揚げした公明党の存在意義は大きかったと思う。公明党は当時ではそれまで日本国内に存在しなかった先鋭的な「ポピュリズム政党」だったのである。通常ポピュリズム政党は拡大するまで…