‐第2章 マネジメント・ブームとその影響 まとめ‐ 第二次大戦後、各国ではマネジャーとマネジメントの育成・開発に向けた取り組みを体系的に推し進め、それを結果に結びつけることで経済と社会が急発展する。当時のマネジメント・ブームは終焉したが、社会の諸組織、とりわけ企業におけるリーダーシップの担い手であるマネジメントには共通の務めが与えられた。つまり、生産性が上がるように仕事を組み立てること、高い生産性に加えて達成感が得られるように働き手を導くこと、自社が社会に与える影響に責任を負うこと、組織の存在目的に沿って結果を出すことに責任を負うことである。また、経営者の本分はマネジメントである。経営者は専門…