やさしい顔つきのキツネの絵に惹かれて、図書館で借りました。 まだ若いキツネのお話です。 ひとひらの雪がふってきて、キツネは冬が来ることを知ります。 そして「ぼくは、なにかしなくていいのかな?」と考えます。 それに対して、いろんな生き物がキツネに 「ふゆがきたらなにをするのか、おしえてあげる。」と色々と教えてくれます。 教えてくれるのは、けむしだったり、カメだったり、コウモリだったり、リスだったり…その他いろいろな生き物たち。 でもどれも、キツネにはしっくりきません。 だって、キツネは冬眠しないし、空を飛んで南の暖かいところに行くこともないんですから。 そんなキツネのもとに、だれかがやってきまし…