昔、スキーをしていた頃、リフトに乗っていたら、下の雪面に何かの動物の足跡がてんてんと付いているのを見たことがあります。雪の山で生活している動物がいるのだなと感じたひとコマでした。 この本ではスキーをはいたお父さんと女の子が森にでかけ、ゆきのうえで、アカリスのしっぽを見つけ、それがすきまに消えたことで、ゆきのしたに行ったことを知ります。 そこで女の子は雪の下にはいろんな生き物が生きていることを知るのでした。 絵本の作者のあとがきによると、お父さんが女の子に言った「雪のしたには、まったく別の、ひみつの世界があってね」というのは本当のことで、これを「サブニヴィーン・ゾーン(積雪下空間)」と呼ぶのだそ…