doi.org 【背景】アルツハイマー病(AD)は、認知症の中で最も一般的な病態であり、衰弱させる進行性の神経変性である。アミノ酸は神経系において様々な生理的および病態生理学的役割を担っており、その合成レベルや合成に関連する障害は、ADの中核的特徴である認知障害と関連している。われわれが以前に行った多施設共同試験では、八味地黄丸がアセチルコリンエステラーゼ阻害薬(AChEI)のアジュバント効果を有し、軽度ADの女性患者の認知機能障害の悪化を遅らせることが示された。しかし、八味地黄丸が認知機能障害を改善する分子メカニズムについては不明な点が多い。 【目的】メタボローム解析により、血漿中代謝物の変…