メタルコアは、ヘヴィメタルのジャンル分けの一つ。
ハードコア、メロディックデスメタル、ヘヴィメタルの性質が混交したスタイルを特徴とする。
エモやスクリーモといった咆哮を歌唱法に採用するスタイルと、従来のデスメタルで用いられる歌唱法を軸とするスタイルが存在しており、ミクスチャーと重複する点も散見される。
メタルコアでもマサチューセッツ出身バンド(KILLSWITCH ENGAGE、SHADOWS FALL等)が確立した新たなメタル・サウンドをMAメタルと呼ばれることがある。
日本のアニメ・サブカルチャーを大胆にドッキング 音楽自体はクリーン多めのモダンメタルコア 叙情性を打ち出した曲のキャッチーさはなかなか強め まずジャケットですよ。見てよこのジャケを。 日本のマンガ・アニメから大きな影響を受けた、サブカル臭プンプン漂ってますわい。 スロベニア出身のWinthin Destructionによる最新作。先日のSable Hills主催イベントでの来日も記憶に新しいところです。 show-hitorigoto.hatenablog.com そのライヴ感想記事でもチラッと書きましたが、このバンドは元々デスコア、スラミングデスと呼ばれるような、非常にエクストリームに特化し…
本日発表されたニュース、目を疑いました。 gekirock.com 2021年に解散したメタルコアバンド・HER NAME IN BLOODが、今年10月に幕張メッセにて開催されるイベント『ROCK-O-RAMA-THE END』に出演が決定しました。 まず、今僕が抱いている率直な気持ちを伝えさせてもらっていいですか。いや、ダメと言われたって書き散らします。吐き出させてください。 やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!! やったやったやったやったやったやったやったやったやったやったやったやったやったやったやったやったやったやった〜〜〜〜!!!!! やりやりや…
ここんとこ小忙しかったり、プライベートでもやる事が多かったりして、久しぶりの更新になってしまった...。先日行ったライヴ感想記事となります。 職場からアクセスがいいという会場ではないだけに、仕事が定時を迎えるやすぐにオフィスを後にする。4月から入ったばかりの後輩社員から定時直前に質問を受けたが、これはしょうがない。可愛い後輩社員の質問ですもの、しっかりと回答しましたとも。 残業が常態化している僕が、こうやってせっせと退社に勤しむのは、当然平日のライヴがあるからですね。時間との戦いなんだ。 インドはニューデリー出身、ボリウッドムービーの音楽やインドの民族音楽要素を、ニューメタル/モダンメタルに取…
無機質な印象の強いポストハードコア 歌メロに泣きは無いが、ヴォーカルは感情むき出しの絶叫中心 アップテンポでまとまりが良く爽快感強め 今年2月に開催されたCROSSFAITH主催フェス・HYPER PLANETにて、かなりのマイクトラブルに見舞われながらも、充実のステージングを見せてくれたUNDEROATHの最新作。ライヴが観られてその後すぐに新作が出るとあっちゃ、チェックしないわけにはいかんでしょう。 show-hitorigoto.hatenablog.com アルバムのカラーは全編通してまとまっていて、ヘヴィでグルーヴ感のあるリフが顔を出す場面があるものの、メタリックな質感はあまりないサ…
HARAJUKU COREとしてカラーはそのまま 原点であるヘヴィなアプローチがストレートに表出 尖りまくりの個性は少し控えめにした印象 令和のZ世代カルチャーを大胆にブチ込んだ超個性派ヘヴィサウンドを武器とし、今や数々のフェスやイベントへの出演、さらにはCRYSTAL LAKEと共に大規模な海外ツアーまでこなすまでになった、花冷え。の昨年発表のミニアルバム。 現代の日本のヘヴィ/ラウドシーンにおいては、Paleduskとはまた異なるベクトルで圧倒的個性を放っているバンドですが、本作においても1stフルアルバムで提示した、尖りまくった"HARAJUKU CORE"はそのまま貫かれています。 ガ…
メロディアスな方面を強化したメジャー初のフルアルバム クリーンにおいてもたくましさを発揮するヴォーカルが強み 骨太なヘヴィさとパンク的キャッチーさも併せ持つ 前回アルバム感想を書いたARCHITECTSの最新作は、オーソドックスなモダンメタルコアの良作でした。 今年はそれにプラスして、KILLSWITCH ENGAGEとALL THAT REMAINSがそれぞれ素晴らしいアルバムも出していますし、Spiritboxのような今勢いに乗っているバンドもつい先日新作をリリースしたりと、メタルコアが熱くなっているように感じます。 そんな流れで、久々に僕の大好きなメタルコアバンドの作品を改めて聴いてみよ…
実験的要素は少ないモダンメタルコア 重厚で安定した演奏と、高い表現力のヴォーカルワーク メロウなパートはどことなくBMTHっぽいかも 本国イギリスにてアルバムチャート1位にも輝いた経験を持ちつつも、来日公演は10年ほどお預けをくらっている、モダンメタルコアバンド・ARCHITECTSの最新作。プロデューサーは元BRING ME THE HORIZONのジョーダン・フィッシュとのこと。 このバンド、前述したイギリスチャート1位獲得の『For Those That Wish To Exist』の頃に知ってはいたのですが、特段しっかり音源を聴いている訳ではなかったんです。前作『The Classic…
「絶対に行くぞ!」と意気込んでから、はや8ヶ月。とうとう彼らを目の当たりにしてきましたよ。 ブラッケンドデスコアの王者・LORNA SHOREの記念すべき初来日公演。このために会社も有給をとって、先日9mm Parabellum Bulletのライヴで来たばかりのお台場へ、改めて馳せ参じました。 まず驚くべきことは、Paleduskという今メキメキと頭角を現しているバンドがサポートにつくとはいえ、デスコアなんてまったくもって大衆的と言えない音楽性で、しかも海外のバンドのライヴが、2000人以上の規模を持つZeppをソールドさせているという事実。遠い極東の島国においても彼らの注目度は高いというこ…
00年代を彩ったメタルコアの王道そのもの メロディックなメタルとヘヴィなハードコア双方の美点 2025年の今聴いても最高にカッコいいよ メタルコアというジャンルの顔役とも言うべきKsE、前作『Atonement』から5年以上ものブランクを経てリリースされた9thフルアルバムです。 ここまでリリース間隔が開いたのはコロナ禍があったからでしょうが、久々となった新作においても、彼らの信念が曲がることは決してありません。先行公開されていたM4「Forever Aligned」およびM5「I Believe」を事前に聴いて、本作の仕上がりに何の不満も持っていなかったわけですが(特にM4はメタルコアの理想…
メンバーの死と交代を経て帰還 前作から激情のメロディアスさが大きく向上 冒頭2曲が強力!特に2曲目! オリジナルメンバーの逝去という悲劇を乗り越えて、今日まで活動を続けているメタルコアというジャンルの代表格・ALL THAT REMAINSの最新作。前作『Victim Of The New Disease』より、7年ほどの長いスパンを経ており、その間にドラマーが交代しているようです。 show-hitorigoto.hatenablog.com 前作はメタルコアというジャンルの軸からブレない安定感を見せながらも、全体的に地味めというか、メロディアスな要素がイマイチハマりきらなかった印象。悪くは…