本とともに。 マロウンは死ぬ 作者:サミュエル ベケット 白水社 Amazon 読み終わった。17年前に買ったきり積読の下層を守っていた一冊である。まるっきり意味が分からなかった。すじはわからんし、おもしろくないし、もうだめである。無理して分かろうとするとかえってこばまれ、流し読みするとほんとに流れていってしまう。「読み方が分からないから読めないんだ」と思い、あとがきから読んでみたが、こちらも意味不明。だいたい、あとがきの文章がベケット文体に毒されて、読みづらくってしょうがない。ただもう、読み終わった、それだけである、しかしこれは読み終わったというのだろうか、いや違う、正確には全ページをめくっ…