我が家では会話の中に結構な頻度で鳥山明先生が出てきていた。 体調を崩していた長男を救ってくれたのは『ドラゴンボール』だったし、兄に勧められて初めて次男がハマった漫画も『ドラゴンボール』だった。 二人とも『Dr.スランプアラレちゃん』まで見ているのだから世代を越えて愛される漫画を生み出せる先生はすごい。 我が家では神様のような存在の鳥山先生。 鳥山先生の訃報にショックを受けているだろうと予想しながら家に帰ると、やはり相当のショックを受けていた。 「先生がいなくなっても先生の作品は残っているんだよ。先生の漫画をこれからも大切にしよう。」 そんな言葉しかかけられなかった。 次男はいつも言う。 「お母…