「死後のこと」「死後の転生」「無我」についての論及。これは、スリランカの、ラーフラ長老の論文をもとに整理してみた。(『ブッダが説いたこと』ワールポラ・ラーフラ著 岩波文庫を参考にしている)しかし、まだよくわからない。 ①存在とは、肉体的、心的なさまざまな力あるいはエネルギーのコンビネーションである。心と肉体をまとあげているものがある(心がそれをまとめているという見方もある)。ともあれ、「自分」としてまとめあげるエネルギーがある。あるいは、心身をまとめてあげているのは「自分」という意識であるとも言えるか。 ②生と呼ぶものは、肉体的、心的エネルギーのコンビネーションである。これらは絶えず変化してお…