前回のブログで少し触れた、法的に問題のある依頼について、今回は具体的な体験をお話しします。特に、懸念国案件を打診された際の対応について、私の経験を共有したいと思います。 ちなみに、ここでいう懸念国は、イラン、イラク、北朝鮮のことを指します。 懸念国との取引:なぜいけないのか? この事例を共有する前に、懸念国との取引がなぜ問題なのか、 その理由を明確にしておきます。 法的要件: 仕向地が懸念国以外であっても、最終需要者が懸念国である場合、経済産業省の輸出許可が必要です。この許可は大抵の場合、取得が非常に困難です。 重大な違法行為: 必要な許可申請を行わずに取引を進めることは重罪となります。法的制…