Richard Linklater 監督、脚本家、プロデューサー
実験性に富んだ作品を多く発表する一方、『スクール・オブ・ロック』や『がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン』などファミリー層にも照準を定めた作品を発表している。 『恋人までの距離』でベルリン国際映画祭監督賞を受賞、『ビフォア・サンセット』で2004年度のアカデミー賞脚色賞へのノミネートを受けている。
映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」 監督:リチャード・リンクレイター キャスト: ブレイク・ジェンナー グレン・パウエル タイラー・ホークリン ゾーイ・ドゥイッチ ※ネタバレを含みますので、ご注意ください。 バカ学生映画。 大学新入生のジェイクは始業の3日前に野球部の寮に越してきた。同じ寮の先輩達と酒を飲んだり、パーティに行ったり、だらだらする3~4日間の話。1980年の話ということで、服装やインテリアは70年代風。洋服のサイズ感だったり、色味がクリーミィだったり、くすんでいたりでレトロ感溢れていて、可愛い。 役者陣が誰も大学生に見えない。おっさん群にしか見えない…
『ヒットマン』 www.youtube.com 「6才のボクが、大人になるまで。」のリチャード・リンクレイター監督と「トップガン マーヴェリック」のグレン・パウエルがタッグを組んだクライムコメディ。警察への捜査協力のため偽の殺し屋を演じていた大学教授が、殺しを依頼してきた女性と恋に落ちたことから運命を狂わせていく様を描いた。 ニューオーリンズで2匹の猫と静かに暮らすゲイリー・ジョンソンは大学で心理学と哲学を教える一方、地元警察に技術スタッフとして協力していた。ある日、おとり捜査で殺し屋役となるはずの警官が職務停止となり、ゲイリーが急きょ代わりを務めることに。さまざまな姿や人格になりきる才能を思…
お久しぶりです。 久々に映画館に行ってきました。 今回見たのはリチャード・リンクレイター監督、グレン・パウエル主演の 「ヒットマン」です。 同名作品があるので、タイトル聞いてもあまり新鮮味がないかもしれませんw 映画『ヒットマン』オフィシャルサイト 2024年9/13公開 (hit-man-movie.jp) 大学で心理学を教えながら警察の手伝いもしているゲイリー。 殺し屋のふりをして依頼人を逮捕する潜入捜査で才能を発揮するのですが、 なんとこの話、実話に着想を得ているらしい。 予告編ではいろいろなタイプの殺し屋に変装するゲイリーが見られておもしろそうと 思ったのですが…。うーん、個人的には6…
映画「バーナデット ママは行方不明」(原題:Where'd You Go, Bernadette、2019)は監督・脚本は「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」「6才のボクが、大人になるまで。」などのリチャード・リンクレイターによるコメディ・ドラマ。 タイトルに「ママ」はないほうがいい気がする(笑)。製作から4年後の昨年9月に劇場公開された。 主演は「TAR/ター」などのケイト・ブランシェットで、アカデミー賞などの常連だが、第77回ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされた。 共演は「君が生きた証」のビリー・クラダップ、「オデッセイ」のクリステン・ウィグ、「アントマン」のジュディ・グリ…
シアトルから南極へ アメリカ、リチャード・リンクレイター監督 108分 シアトル、専業主婦のバーナデットはマイクロソフトに勤める夫エルジーと15歳の愛娘ビーと幸せに暮らしているように見えた。 ところがバーナデットは付き合いが苦手で隣人やママ友ともうまく人間関係を結ぶことができなかった。 彼女は天才建築家として活躍していたが、夢を諦め主婦として夫や娘のために生きてきた。しかし退屈で息苦しい日々に精神的にまいってしまい、情緒不安定で鬱病になっていた。極度の人間嫌いであるバーナデットは仕方なく家族3人で南極旅行に行くことに同意していた。 だが、ある事件が起こり、バーナデットは一人での南極行きを決行す…
「それで要点は?」 「要点なんかないよ」 原題は「Boyhood」(少年時代) まるでどこかの家庭のドキュメンタリーを見せられているようですが(笑) れっきとしたフィクション 12年もの間、毎年同じスタッフ同じキャストが集まり 脚本にミーティングで出たアイディアや 子どもたちの成長に合わせた変更を加えながら撮影していったそうですが そのようなタイムラグがあったとはとても思えません 主人公を演じた少年は、撮影が始まった当時のことは覚えておらず 12~13歳頃になって演技を意識するようになったそうです 姉を演じたのは監督の実娘で、さすがに途中で 「私の役、死んじゃだめ?」と監督に頼んだそうです(笑…
三部作あってこそと思わされる人生の深み。 「人間関係の深さと愛の奥深さの集大成『ビフォア・ミッドナイト』」 www.youtube.com リチャード・リンクレイター監督、イーサン・ホーク&ジュリー・デルピー主演の人気ラブロマンスシリーズ第3作。 列車の中で出会ったアメリカ人のジェシーとフランス人のセリーヌが、夜明けまでの時間を過ごした「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」(1995)、同作から9年後の2人を描いた「ビフォア・サンセット」(2004)に続き、前作から9年を経た2人の現在を描く。 双子の娘に恵まれ、パリで一緒に暮らすジェシーとセリーヌ。2人は友人に招かれてバカン…
「ビフォアサンセット」 www.youtube.com リチャード・リンクレイター監督がイーサン・ホーク&ジュリー・デルピー主演で手がけた1995年製作の恋愛映画「恋人までの距離(ディスタンス)」の続編で、2013年製作の「ビフォア・ミッドナイト」へと続く3部作の第2作。 本作よりホークとデルピーも脚本に参加し、9年ぶりに再会した2人がパリの街で過ごすひとときを、ほぼリアルタイムで描き出す。列車の中で出会い、ウィーンで一夜だけを共に過ごしたアメリカ人青年ジェシーとフランス人女性セリーヌ。 9年後、作家となったジェシーは新作のプロモーションのために訪れたパリの書店で、思いがけずセリーヌと再会する…
人の繋がりは時間的優雅さから醸成される。 「会話で綴る時の優雅さ『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』」 www.youtube.com 列車の中で出会ったアメリカ人青年ジェシーとフランス人女性セリーヌ。意気投合した彼らはウィーンで途中下車し、14時間だけという約束で一緒に過ごすことにするが……。 リチャード・リンクレイター監督が贈る、極上のラブ・ストーリー。ウィーンの街を歩きながら2人が交わす、時に他愛なく、時に哲学的な会話の数々が光る。 2004年には、本作より9年後の彼らの姿を描いた続編「ビフォア・サンセット」、13年にはさらに9年後を描いた「ビフォア・ミッドナイト」も…
私は夢がある映画が好き。 息子は「バットランズ」を、 私は「ママは行方不明」を観ることに。 それがシアター3に入ると、なんと誰もいない! 真ん中に私がひとり。 ひとりでも上映してくれるのかな? と心配で落ち着かない💦 始まる頃に若い女性がひとり入ってきた(ふう)。 バーナデット(ケイト・ブランシェット) テーマは「いくつになっても 何度でも人生は リスタート(restart)できる。」という 「希望に満ちた ヒューマンコメディ」。 うん、そうだな!と納得。 でも、待てよ! 私に特技とか才能あった? ないよね💦 ということは自分にはリスタート(restart)という言葉は ない!