著者は、30歳代で念願のFBI捜査官になり、18年間活躍した。そのうち美術犯罪捜査官として現場で12年間過ごしたそうだ。主に潜入捜査を実行し、FBIを定年退職した後に、この回想録を出版した。翻訳版は、単行本が 2011年6月に刊行された。 アメリカにおいて、美術品盗難捜査がどういう位置づけにあり、FBIがどんな方針で臨んできたか。著者がその分野を手がけるようになってから、どういう捜査をしてきたか。国際捜査の実態はどういうものか。それが実話として語られている。 著者は朝鮮戦争で立川の空軍基地に配属されたアメリカ人の父-ボルティモアの孤児-と事務員として働いていた日本人の母を両親とした日系二世のア…