リーザ

アークザラッド22話より-11 リーザは立ち上がり、クライブに向かって叫ぶ。リーザ「それ以上近づくと、死にます！」 クライブ「死んでもいいですよ。キメラにして生き返らせてあげますから。」 リーザ「ああっ…」クライブとリーザは見つめ合う。

アークザラッド22話より10 時間が経過し月夜となった。 リーザ「ああっ…うううーっ…ぐすっ」リーザは同じ場所で鳴き続けていた。 リーザ「はっ！」 振り向くと、後ろにクライブが立っていた。 クレイブ「飛び降りないのですか？」 リーザ「来ないでぇ！」リーザはクライブを強く拒絶した。

アークザラッド21話～22話において、 聖母化手術の結果、リーザは見事聖母の核を受精し妊娠状態になったのですが 22話中盤、残念なことにリーザは聖母の核を流産してしまいます。 クライブは「これも彼女の力」「彼女は世界を変える鍵」などと言い、聖母化は上手くいかないことをわかっていたようでした。 その後リーザの下腹部、手術痕を触った際何かを感じ取ったようで、その影響で体調不良となり手術室を出ていきます。 残されたのはセレンディアと医師。この二人は聖母再誕を強く望む、聖母強硬派です。この二人が、一度の流産で諦めるでしょうか。 ましてや、リーザは核を胎児まで育てました。そう、リーザは決してキメラの赤ち…

アークザラッド22話より⑨ リーザ「ううっ！はぁ…はぁ…はぁ…」何とか屋上の端まで辿り着いたリーザ リーザは体を乗り出し、外を見下ろす。 「はぁっ！」断崖絶壁の様子に驚くリーザ。 リーザは逃げることができないと悟り、その場にへたり込んでしまう。 「あ…うっ…うううーっ…うわああああーっ！」そして絶望のあまり、また泣き出してしまうのだった。

手術室はもぬけの殻だった。 クライブ「外には出ていないのだな。」 ドクター「はい、それは確かです。」 クライブ「だとすれば…まさか！」 職員「聖母が逃げたぞー！」 追手の目をかいくぐり、人気のない場所に隠れるリーザ。 リーザ「あっ。」 何かに気づいたリーザは立ち上がり歩き出す。だがリーザは相当消耗していた。 リーザ「うっ…はぁ…はぁ…はぁ…」特に下腹部の負担が大きく、フラフラの状態である。 リーザ「くっ…」それでも何とか逃亡を図るため、リーザは歩き続ける。

アークザラッド22話より⑤ リーザ流産後、いくつか場面転換を経て再び手術室に。 リーザ「あっ…」リーザ、ついに目を覚ます。 リーザ、起き上がる。リーザ「私、一体…。」 下腹部に違和感を覚え、手で触るリーザ。 リーザ「まさか…！」 リーザが思い出したのは、聖母化したミリルとその最期だった。 リーザ「あっ…ああ…」 リーザ「ひっ…うう…ああっ…」 リーザ「いやああああぁーっ！」絶望したリーザの絶叫が、虚しく手術室に木霊する。

21話の後半、セレンディアの台詞からしても手術は無事完了してしまい、その後手術後のリーザが映されます。 手術台や計測器、点滴や吸引マスクなどその様子は外科手術そのものでした。 後々リーザの下腹部には切り傷のような痕があるのがわかります。このことからも、聖母化手術というのはリーザの下腹部を切開し、露わになった卵巣に直接「聖母の核」を注入するという外科的な手法だったと考えるのが妥当です。 人工授精となれば膣からの注入が普通ですが、「聖母」というワードからしてリーザの純潔及び処女性を重要視した結果このような手段になったのでしょう。 そしてその聖母の核というのは、精子のようなもの、あるいはキメラの精子…