ロシアと米欧日は金融的・産業的に分断——ロシアは対外債務の返済を凍結 ロシア政府は、米欧日など48の国と地域を「非友好的な国や地域」に指定し、これらの国と地域の債権者に、自国通貨ルーブルでの債務の返済を受け入れるように迫った(3月7日)。これは、自国に敵対する国ぐにの中央銀行・金融機関・諸企業・諸個人への債務の返済を実質上凍結=拒否する、というものである。ルーブルでの返済を受け入れる者はいないからである。これは、債権者の側からすれば、ロシアの国債やその他の債権のデフォルト(債務不履行)を意味する。ロシア政府の側から言えば、これは、実質上のデフォルトなのだけれども、ルーブルで返済すると言っている…