正岡子規は、 ……胃痙攣を含む病苦の様を 「雷鳴り雷閃き(らいひらめき)雨そそぎ霰(あられ)走り日頽(くず)れ月砕け天柱傾き地皮裂け大海立ち熱泉湧き虎、風を吹き竜、火を吐く」 『松■玉液』 こんな激しい言葉で綴っている。 「子規365日」 夏井いつき 著(朝日文庫) 雷鳴り 電閃き(いなずまひらめき)雨そそぎ 霰(あられ)走り 日頽(くず)れ月砕け 天柱傾き 地皮(ちひ)裂け大海立ち熱泉湧き虎、風を吹き竜、火を吐く ****** 弟子たちは、 ◆ 11月24日 たんぽ 碧梧桐のわれをいたはる湯婆(たんぽ)哉 胃痛やんで足のばしたる湯婆(たんぽ)かな 碧梧桐: 河東碧梧桐、子規の髙弟 俳人・随筆…