彼岸のおはぎに『小社会/26/9/20』は思う。食いしん坊の正岡子規は病床でも昼食に「お萩一、二ヶ」。日記で混在するおはぎとぼた餅。虎屋文庫の「和菓子を愛した人たち」には「本来同じもの」とある。春はボタン、秋はハギと季節に咲く花に見立てたというのが通説。子規はこう詠んでいる。〈餅の名や秋の彼岸は萩にこそ〉呼び名には「改造」とついたが、政権の骨格を維持した高市内閣も中身は同じに見える。気になるのは国会運営を担う自民党内の人事か。「国対族」の中軸が外れた。官邸主導というが、与野党の調整が細る恐れもある。春からの特別国会は、「数の力」に任せた強引な運営で混乱した。秋の臨時国会では熟議が望まれる。ここ…