もり・おうがい(1862〜1922) 明治の文豪。本名・森林太郎。別号、観潮楼主人、千朶山房など。
軍医(陸軍軍医総監:階級としては中将に相当)、帝室博物館総長兼図書頭(ずしょのかみ)、小説家、評論家、翻訳家。
なお森鴎外の「鷗」の旁は、正確には「区」ではなく「區」。
1862年2月17日石見国鹿足郡津和野町(現・島根県鹿足郡津和野町)生まれ。1922年7月9日没。享年60歳。
教科書では「なんか頭の大きそうな人」として知られる。
佐藤春夫は森鴎外の家が頭上に見える崖下の家に下宿していた際、鴎外の書室は明かりが消えることがなかったので「いったいあの人はいつ寝てるのだろうか」と疑問に思った。
多分勤務先(個室つき)のソファで寝てたのではなかろうか、と記述子は推測する。