1904年から1905年にかけて行われた日露戦争。日本とロシアという二つの帝国が激しくぶつかり合ったこの戦争は、日本史の教科書に必ず登場します。しかし、意外と知られていないのは――日本の勝利が「世界の歴史の流れ」まで変えてしまったということです。 当時の世界では、「白人が支配し、有色人種は従う」という考え方が常識でした。植民地支配が世界の隅々まで広がり、アジアやアフリカの国々はほとんどが欧米列強の手の中にありました。そんな時代に、日本がロシアという大国に勝利したのです。これは、まさに世界の価値観をひっくり返す出来事でした。 世界を驚かせた「有色人種の勝利」 ロシアは、当時ヨーロッパでも屈指の大…