心を閉ざした学生が水墨画を習うことによって再生するさまを描いた青春小説「線は、僕を描く」の続編。 suijun-hibisukusu.hatenablog.com 水墨画の巨匠、篠田湖山の展示会イベントの搬入アルバイトをして湖山と知り合い、弟子となった青山霜介は、高校生のときに両親を事故で亡くし、心の中の部屋に閉じこもっていたが、湖山と水墨画に出会ったことによって再生していく。 そして三年が経ち、大きなイベントでの大役を任された霜介は失敗してしまい、スランプに陥ることに・・・。そんな時、兄弟子の西濱湖峰のピンチヒッターとして、かつて母親が教師をしていた小学校で水墨画を教えることになった霜介は、…