●歌は、「こもよ みこもち ふくしもよ みふくし持ち この岳に 菜摘ます子 家のらせ 名のらさね そらみつ 倭の国は おしなべて われこそをれ 敷きなべて われこそませ 我をこそ 背とはのらめ(我こそはのらめ) 家をも名をも」である。 奈良県桜井市黒崎白山神社万葉歌碑(雄略天皇) 20190514撮影 ●歌碑は、奈良県桜井市黒崎白山神社にある。 (注)本文中の「同著」は「古代史で楽しむ 万葉集」 中西 進 著 (角川ソフィア文庫)をさします。 ●歌をみていこう。 標題は、「泊瀬朝倉宮御宇天皇代 大泊瀬稚武天皇」<泊瀬(はつせ)の朝倉(あさくら)の宮に天(あめ)の下(した)知(し)らしめす天皇(…