毎年のことだが今年も目標は立てなかった。 野口整体では新年になると今年の目標を提出させる慣例がある。誰が、誰に?ということだが、私が通っていた道場では先生が整体指導を受ける人に対して「整体指導を受ける目的」を年が変わった最初の指導の時に新たに書かせていた。野口先生は自分の内弟子に目標を言わせていたそうである。俗にいう気持ちの「区切り」や「節目」を作る面では効用がありそうだ。 カウンセリングでもそうかもしれないが、整体の臨床もともすれば惰性でだらだら続いてしまうことがある。だらだらでいい場合もあるのだが、収穫のないまま無益に時間が過ぎてしまうこともなきにしもあらずで、年のはじめに気持ちを刷新する…