上島鬼貫の生涯 上島鬼貫(うえじま おにつら、1661年5月2日 - 1738年9月15日)は、 江戸時代中期の俳諧師で、「東の芭蕉、西の鬼貫」と称されるほどの名声を持つ人物です。その生涯を簡潔にまとめると以下のようになります。 生い立ちと教育 鬼貫は摂津国伊丹郷(現在の兵庫県伊丹市)の裕福な酒造業者の家に生まれました。幼少期から俳諧に親しみ、13歳で松江重頼に入門し、その後談林派の西山宗因に師事しました。 武士としての経歴 25歳で医学を志して大阪に出ましたが、その後、武士としての道を選び、筑後国三池藩や越前国大野藩などで仕官しました。武士としての誇りを持ちながらも、俳諧活動を続けました。 …