(1)「功名が辻」ってどんなドラマ作品? NHK大河ドラマ「功名が辻」は、2006年1月8日から12月10日まで放送された全49話の作品です。原作は司馬遼太郎による同名小説で、脚本は大石静氏が手掛けました。戦国時代を舞台に、一豊と千代という一組の夫婦が手を取り合い、激動の時代を生き抜く姿を描いています。 このドラマの大きな魅力は、歴史の表舞台ではあまり語られることのない「夫婦の視点」から戦国を描いている点です。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といった名だたる武将たちに仕えながらも、自らの「功名(出世)」を求めて奮闘する山内一豊と、聡明で芯の強い妻・千代の絆が、物語の中心に据えられています。 とくに…