1931年 パリ(Google画像から借用) 1903年(明治36年)に生まれ 1951年(昭和26年) 心臓麻痺で亡くなるまでの 47年間を 小柄な芙美子は下駄を履き カタカタを音を立てながら 胸を張り 一生懸命濃い人生を生きた。 貧しかった芙美子は 「放浪記」がベストセラーになると 片道切符で 1931年11月東京駅からパリへと旅立つ。 下関 釜山 ハルピン モスクワ シベリア鉄道に乗り パリへ20日間の旅。 芙美子が28歳の時だ。 パリでは狭い部屋で ご飯を炊いて食べ パリに在住中の日本の知識人 留学生と交わり 売春婦を部屋に泊めたり 美術館 田舎 街を 下駄を履き ある時は靴を履き歩き…