まただ。 また、俺は深夜2時、真っ暗な部屋で、スマホの光だけを頼りに虚無を貪っている。 ベッドに倒れ込んでも、頭は仕事のことでフル回転。明日の会議、終わらないタスク、上司の顔…。唯一の現実逃避は、寝る前にイヤホンで聴く、どうでもいいラジオやYouTubeだ。だが、その“最後の楽園”すら、俺を苦しめる。横を向けば、イヤホンが耳に突き刺さり激痛が走る。ワイヤレスイヤホンは、朝起きれば片方が神隠しにあっている。ヘッドホンなんて、もってのほかだ。 「ああ、クソ…静かに、楽に、眠りてぇ…」 そんな、安眠という基本的人権すら剥奪された俺の目の前に、Amazonの奥地で、一つの“奇妙な布”が、まるで怪しげな…