一条真也です。『死者と霊性』末木文美士編(岩波新書)を読みました。「近代を問い直す」というサブタイトルがついています。わたしが日頃から愛読している気鋭の学者や評論家たちの座談会を収録した本で、非常に興味深く読みました。多くの学びと気づきを得ました。 本書の帯 本書の帯には、「若松英輔 中島隆博 末木文美士 安藤礼二 中島岳志」「5名による座談会を収録」「これからの哲学と宗教の再興に向けて、語り合う」と書かれています。 本書の帯の裏 帯の裏には、以下のように書かれています。「自分の死という問題から、死者とどうかかわるかという問題へと、スライドしていくことができた。そうすると世界が非常に広がってく…