なんの予定もない連休で、ピザでも焼こうかと生地を捏ねてねかしていたら、あれよあれよと人が集まることになり、ピザでは足りずすしやから揚げやアルコールの差し入れが次々に集まってなんとかなった。そのまま三人が泊まり、次の日も四人が泊まるというので、二日目はぎょうざの満洲の餃子を買ってきて焼いた。最終日は雨でどこにもいけないで、テーブルの上を片づけてピンポンをやったりする。おかずを作ったり敷き布団を片づけたりしながらふとんをかぶって本を読む。窓から冷えた空気が伝わってくる。今年は夏から秋の変わり身が急すぎる。 Neverland Diner――二度と行けないあの店で 作者:都築 響一,平松 洋子,パリ…