桃月庵白酒・三遊亭兼好の二人会が5月13日、三鷹市であり、昼の部を聴いた。 白酒と兼好は出身地や師匠が違い、白酒は兼好よりも真打ち昇進が3年早く、学年も一つ上だが、どこで気が合ったのか、この組み合わせの二人会は各地で開かれているようだ。チラシにはお互いが相手を描いた似顔絵を添え、少しも毒のない人物紹介が載っている。 昼の部は白酒・兼好・兼好・白酒の順番。前半、白酒は床屋を舞台にまね将棋のドタバタや、文字をよく読めない男が見えを張って仲間にでたらめ読みしてからかわれる「浮世床」を、兼好は横柄な侍が渡し船の中でキセルのがん首を川に落としたことから緊張の場面が展開する「岸柳島(がんりゅうじま)」を演…