高校では整数の章で不定方程式ax+by=1を習います。 ただし、文字はすべて整数で、aとbは「互いに素」です。 例えば の解は です。 ただし、この他にも(x,y)=(7,-12)、(11, -19)など、無数に解があり、その一般形は となります。ただし、tは整数です。 この解一般を表したものを「一般解」、そのうちのひとつ(どれでも良い)を「特殊解」といいます。 高校では特殊解から一般解を出すところは説明されているのですが、特殊解の求め方については十分な説明がありません。 また、ネットにおける情報も十分ではないように思います。 そこで、今回は「特殊解の求め方」について書いてみたいと思います。 …