チベット僧が自分で建てた、修行用の山小屋 ある晴れた日、チベット仏教を勉強しているポーランド人ヤン、ヨガやヒンドゥー哲学を学びながら子供や難民に携わる仕事をしているインド人リシャ、そして寄宿学校で生活をする男の子ケルサンと、山の上の手作りの小屋で何年も修行をしているチベット僧を訪ねることになった。 ダラムサラには、孤児院やチベット難民が生活する寄宿学校がいくつかあるのだが、冬休みの間は、家族がいる子供達は家に戻り、身寄りのない子供達は僧院で生活をしている。そのうちの一人ケルサンは、ネパール出身。4歳の時に両親を亡くし僧院に預けられた後、ダライラマの亡命政府があり、多くのチベット僧やチベット難民…