生涯に9度も居城を落城された戦国最弱武将 戦国時代と言えば各地で有力武将がしのぎを削り、その中からいわゆる三英傑と呼ばれるような武将が台頭してくる。しかし中にはそんな天下を争う戦いからは蚊帳の外のダメ武将もいた。今回はそういうダメ武将の特集だという。 まず最初は関東で何度も居城を奪われ、戦国最弱との呼び声もあるという「弱い方のオダさん」こと小田氏治。常陸国の小田城の城主だった小田氏治。小田家はそもそもは鎌倉殿の13人にも登場する八田知家を祖とするとされる名家だった。氏治は常陸国の北半分を治める佐竹義昭と同盟をして、西から侵攻してくる結城政勝と争っていた。さらに北条氏康や上杉謙信も関東を覗ってし…