2023年1月23日の夢 学年末の冬 私はここがどこの高等学校なのかを知らない。そもそも校内をゆく人が皆私服で歩いているので、大学かも知れない。しかしきっと高校だと思う。学科に文化系を備えた場であることは、下駄箱のあたりを歩く私が自らの絵の取り扱いについて考えながら歩いていることから、証明になる。 冬である。それはすれ違う学生たちの服装が皆暖かく着込んでいることからも伺えるし、何より私自身が卒業を控えた最後の冬であるということをひしひしと感じているのである。 私はついさっき、自らの絵の取り扱いについて考えていると言った。しかし絵を描く方法や仕上げについての話ではない。描くべきモチーフやテーマの…