青い空に白いお月さんの一部が見えていた。 2千字の文章を仕上げようと原稿用紙に向かっていたが、肩は詰まるし脳内はもっと回路が渋滞。鉛筆の先に言葉があふれてこない。パソコンを開いてブログのテンプレートをいじくってみたり、馴染みの方のブログをたずねてみたりと気もそぞろで半日を終えてしまった。 小一時間ほど歩きに出た。 芒種の時候に当たる今日。麦を刈り入れ、稲を植えつける季節という意味だと歳時記では説明されている。 芒種とふこころに播かん種子もがな 能村登四郎 確かに、いくつになっても心に播く種は欲しいものだと思う。そういえばと思い当たるのは、感動の種が枯渇気味かもしれないということ。 自分の内から…