高齢者が住み慣れた地域で安心して生活を続けられるように日常生活のサポートを行う施設を、介護老人保健施設という。入居の対象となるのは、急性期のを脱して身体状況が安定した状態にあり、在宅復帰を目指す高齢者である。そのため、急性期病院のように急な容態の変化に対応することが比較的少なく、介護スタッフは身体的負担を抑えながら働くことができる。 入居期間は、およそ3ヶ月から半年が目安とされており、個々の状態に合わせて調整される。一人ひとりの入居者と接する期間は短いものの、その間に在宅復帰という目標を目指して業務に集中でき、入居者の状態が回復していく様子を間近でサポートできることは大きなやりがいだといえる。…