タイトル:彼女の色に届くまで 著者:似鳥 鶏 画商の父と売れない画家の母の間に生まれた緑川礼はずっと画家を夢見てきて、まあ、昔からできた子供特有の痛い部分のある子供(笑)でしたが、まあ、一度はピカソみたいな不思議な絵を描いてみたりもしつつ、もう一度絵を描くことを真面目に学ぼうと考えるに至った中学生を経て、美術高校ではなく、普通高校の美術部に入学して、そこで不思議な美少女と出会いました。 自分にも才能があると思っている主人公に私は、「実力が伴わない自信」だと思っていたのですが、のちに芸大に現役合格しているのを見て、「あ、ごめん……ちゃんと自分の実力をわかったうえでの自身だった……」と思いました(…