生活の基本は衣食住と言われていますが、意外と住宅のことって知られてないことが多いと思います。今回は特に戦後の住宅政策の変遷を見ていきます。参考にしたのはNHKテキストの「住まいをよむ」です。 戦後〜1960年代末まで 1970年代初頭〜1990年代半ばまで 1990年代半ば〜今日まで 三鷹駅前第一市街地住宅(1963年竣工):2024年3月撮影 戦後〜1960年代末まで 終戦直後は400万戸以上の住宅不足でした。そのため、住宅不足の解消がこの時期の住宅政策の重大なミッションでした。1950年代になると高度経済成長を成し遂げ、所得が上がり、核家族を中心とする中間層が増えていきます。 中間層が持ち…