西条医学界の三偉人 ② 佐伯 矩(ただす) ~栄養学の父~ 明治から昭和の医学者 世界栄養学の創始者 明治9年(1876)9月1日、新居郡氷見村(西条市氷見)に生まれる。 父は医師の佐伯卓爾。3歳のとき伊予郡に移る。 愛媛県尋常中学校(旧松山中学・現松山東校)・三高医学部(現在の岡山大学)を卒業後、京都帝国大医科大学医科学教室で荒木寅三郎に師事。 明治35年(1902)伝染病研究所に入り、北里柴三郎のもとで細菌学・酵素について学ぶ。 明治38年(1905) から明治43年(1910)にかけての6年間はアメリカのエール大学に留学し、生理化学を研究。帰国後の同44年にはヨーロッパ諸国を巡察、疾病と…