何気に

(一般)
なにげに

若者言葉。スラング。誤用かどうかで論争がある。

『何気+に』説

「何気なく」の誤用である必要がない説。
‘気(け)’の意味とは別に、‘気(げ)’の意味に注目した用法。
‘気(げ)’は、外観からの推量を名詞化するものであり、意図や実態を示すものではない。
「何かあるかのように」を口実にする託調表現。「何となく」や「何だか」に近い用法。
「特定できない何らかの気がある状態」を意味するので、比較や根拠がない表現が可能。

確かな‘気(け)’ではなく、雰囲気などによる相対的で曖昧な推量の‘気(げ)’。
‘気(げ)’は周りに対する断定的なものではなく、自分の主観による多様なものであるという解釈。
「確かな拠り所がない主体状況」と「知覚対象が想定外な存在」を表す。
「何気なく」の省略の意味は、「何故か分からないが」という根拠のなさで解釈する。

『何気なく』の省略誤用説

確かな‘気(け)’がないこと。
「特に何かの意図もなく」の意味だけになってしまう。
*1
*2

意味

  1. 意識が不確かな主体状態を表現する副詞。「確かではないが」
  2. 対象が持つ意外な存在感を表現する副詞。「よくよく確かめると」
  3. 「何気なく」「何の気なしに」の意味。「特に何かの意図もなく」「何故かわからないが」

類似語

何気なく」、「何の気なしに」、「何となく」、「何だか」、

用法

「何気に怒っている」
「何気にかわいい」
「何気に見ている」

関連書籍

ありえない日本語 (ちくま新書)

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*1:連用形「何気なく」)から派生した誤った新しい日本語の用法の一つ

*2:岩波国語辞典(第五版)「なにげ」の項によると、「副詞的用法『何気無く』を『何気に』と言うのは1995年頃からの誤用

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