昔々、日中共同での黒潮域の海洋観測プロジェクトが行われたころ、彼の国からの研究者が気象庁にお出でになったことを思い出しました。不肖、元・水の分析屋さんも、袁(えん)教授、劉(りゅう)技師、といった方々と、不出来な英語(どこかで書きましたが、英会話はほぼダメです)と怪しの「漢文」を操って意思疎通を図っておりました(笑)。 日本人が習う「漢文」は現代の中国語とはまったく違います。私が書き並べた文字列からどうにかして意味を拾っておられたのでしょう。英語の会話はポンコツでも読み書きはそこそこできたはずでしたが、いやはや、とんでもないご迷惑をおかけしたのであろうと、今さらながら冷や汗たらりです。 突然こ…