風力で翼(ブレード)を回転させ、連結したタービンを回し発電する方法。
風力発電は、大気の流動をエネルギーに変換する為、基本的には環境負荷のない発電方法とされている。
ただし、エネルギー確保は大気流動により増減し、発電機自体の騒音も存在し、大型の電力供給を発生させる物は気軽に設置できる物では無い。
発生するエネルギー総量は2011年時点では効率が良い物では無い。
また、稼働する風車に鳥類が激突死する「バード・クラッシュ(バードストライク)」が問題になっている。
生態系を考慮に含めた、風車を渡り鳥の通り道を避けて設置する等の工夫が必要である。
バードストライクは、風力発電機のみならず、航空機や高層ビルでは頻繁に発生しているが、反対派が特に主張しているため、風力発電機がきわだって報道されている。(ソースは?可動翼は「比率として」固定建造物より多くなるのは事実。)
また、強風が吹いていればいいというものでもなく、強風により回転翼が折れることもある。
釜石や八丈島など、国内でも強風による回転翼破損事故が発生している。近年、回転翼(ブレード)の破損を防ぐため、空洞のブレード内に発泡素材を入れて強度を高める手法が導入されつつある。これは既設の風力発電機にも導入することができる。
機種によっては微弱な風でも発電が可能だが、ふさわしい機種選定をしないと「発電しない」という事態も起こりうるため、環境配慮アピールのために安易に風力発電所を設置しても無駄な公共事業に終わる危険性があるので注意が必要。(参考・つくば市)
ドイツ、デンマークでは個人や組合が運営する「市民風車」の建設が進んでいる。
日本初の「市民風車」は、2001年・北海道の「はまかぜ」。